表現者のための国語講座

芥川龍之介「羅生門」&「今昔物語」を読む 5月27日(日)開催

 講座のタイトルを変えました。

 もともと「声優のための国語講座」と名乗りながらも、声優だけではなく、役者はもちろん、書き手にも役立つというコンセプトのもとに始めた講座で、業界の知り合いにも「『声優のための』じゃなくていいんじゃない?」と言われてはいたのです。

 ただ「学校の国語の授業の延長のような国語講座ではない」という主旨をわかりやすく表現するためには「声優のための」というキャチーなタイトルも必要であった気がします。

 ところが、前回の講座で、参加者の約半分が声優ではなかったのを見て、そろそろ講座のタイトルを変える潮時なのではないかと思い始めました。

 でも、「声優のための」に代わる語句がなかなか思いつかなかったんですよね。一番ありがちなのは「クリエイターのための」ですが、なんか、それも違うかなあ、と。

 で、いろいろ考えた結果、思いついたのが「表現者のための」。これだったら、声優も役者も、ラジオのパーソナリティも、シナリオライターも、雑誌のライターも、日本語を使って表現している人はみんな含まれる!

 というわけで、今後はこれでいきたいと思います。

 さて、今回の国語講座ですが、ご好評いただいた夏目漱石に続く「明治・大正の文豪シリーズ」第二弾(というつもりでやってるわけじゃないんですけどね)。皆さんおなじみの芥川龍之介です。実は芥川龍之介の代表作には、古典の「今昔物語」をベースにしたものがあるんです。

 もともと、この講座を始めたときに、いつか古典の朗読はやりたいと思っていたんです。でも、いきなり古典を読むのはハードルが高いかなあと思って控えていたんですが、芥川龍之介の作品と、その原典である「今昔物語」を合わせて読むっていうのは、面白いんじゃないかと考えました。

 今回は、芥川龍之介の「羅生門」を取り上げようと思っています。時間があれば、同じように「今昔物語」をベースにした「鼻」や「藪の中」にも触れたいんですが、そこまではいけないかも。

 なお、朗読用のテキストはこちらで用意します。

 朗読に興味のある方、ぜひともご参加下さい!

 

日時:5月27日(日)15:00~18:00

参加費:3,000円

申込方法:名前、人数を記入の上、下記のメールアドレスへ。

参加費は当日払いとなります。

必須ではありませんが、参加メンバーのレベルに添った授業をしたいと思っていますので、初参加の方は簡単なプロフィール(声優の養成所に通っているとか、新人1年目とか)を書いていただけるとありがたいです。

申し込みメールアドレス:ohnuma1955@gmail.com

項目名に「国語講座」と書いて下さい。

お問い合わせ等もこちらのメールアドレスにお願いします。

申し込みのメールには、必ず確認のメールを返します。

もし1週間以上経っても返信がない場合には、再度メールをするか、ツイッター等で呼びかけて下さい。

場所:本の街・神保町にある、おしゃれなカフェのような雰囲気のイベントスペースです。

(株)ソマード イベントスペース

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目42‐7

神保町交差点から水道橋方面へ向かって5本めの路地、「肉屋の正直な食堂」の角を右に入る。

角から3棟め、1階「楽屋」のビル。右奥のエレベーターで2階に上がってください。

受講証(ポイントカード)付き!

「声優のための国語講座」の受講証を作りました。なんの役に立つのかは、よくわかりません(笑)。裏はポイントカードになってます。6ポイント貯めると、講義が1回無料になります(実質、受講費は2500円ということです)。

講座開設にあたって

声優の皆さんへ

 仕事柄、若い声優さんたちとご一緒することが多いのですが、ずっと気になっていることがあります。

 それは、文章に対して、あまりにも無造作すぎないか、ということです。

 滑舌や発声、イントネーションについては、細かいところまで気にしたり、お互いに注意し合ったりしているのですが、台本の読み込みという点に関してはひどくあっさりと済ませてしまっているような気がします。

 確かに、滑舌も発声もイントネーションも大事です。

 でも、役者が最初に自分の役と出会うのは台本なのです。

 どうやって役を作っていくかを考えるときの基となるのも台本なのです。

 役者の仕事は、まず台本を読み取ることから始まるのです。

 それができなければ、滑舌も発声もイントネーションもなんの役にも立ちません。

 その割には、台本を読み込むために一番大切なこと、即ち、国語力を鍛えるという訓練がないがしろにされている気がします。

 本来、台本の読解力は、役者なら誰にでも必要なことであり、特に声優に限りません。

 でも、声で演技をする俳優=声優と名乗るからには、声優は言葉の「プロ」であり、国語の「プロ」であって欲しいと思っています。

 これは、あくまでも「国語」に特化した授業です。

 演技力とか発声とか、そういう指導は一切やりません。

 その代わり、「国語」に対する知識を高め、台本を読み解くことを中心にした授業をみっちりとやります。

「国語」なんて学校でさんざんやったよ、と思うかもしれませんが、あなたが今まで習ってきた「国語」の常識を覆すような、あるいは、今まで知らなかったような「国語」の授業になると思います。

「大沼流こくご塾」とは

「声優のための国語講座」は2016年6月に第1回目を開催して以来、私の予想以上に各方面で評価していただきました。

 さらに、そこから発展して、WEBラジオ「こくごのじかん」や北名古屋市において能田徳若万歳保存会の主催で行なった講演「こくごのじかん」など、さらなる広がりを見せています。

 そこで、これらの項目を一つにまとめ、「大沼流こくご塾」と名乗ることにしました。

 あえて「大沼流」とつけたのは、文部科学省の教育指導要領に従うわけでもなく、受験用の国語として役に立つわけでもないけれど、長年のライター経験で培った私独自の国語のスキルに基づいた「大沼流の国語」を皆さんにお伝えしたいという思いからです。

 国語というとどうしても学校の国語の授業を思い出してしまうかもしれませんが、それらとはまったく違う方向から国語に攻め込んでいきます。

「どうして、こういうことを学校の授業で教えてくれなかったんだ」「最初にこういうふうに教えてもらっていれば、国語が苦手なんて思わなかったのに」と思ってもらえる講座をめざします。

 あまり固苦しく考えず、楽しく国語とつきあっていただければ幸いです。

 

大沼弘幸

大沼流こくご塾(WEBマガジン)

 無料配信の最新版から有料のアーカイブまで、存分にお楽しみいただけます。

 大沼流こくご塾(WEBマガジン)

こくごのじかん

今回は「夏目漱石『吾輩は猫である』ラストシーンを読む」です。

講演「こくごのじかん」

2017年6月11日、北名古屋市において、能田徳若万歳保存会の主催で行なわれた講演「こくごのじかん」です。

「言葉のチカラ」をテーマに語っています。

講師:大沼弘幸

アシスタント:巽理絵(たつみん)

※最初のあたりの音声が聞きづらいですが、5分ほどで直ります。

講演「こくごのじかん」小冊子

講演の内容を文字起こしして、PDFファイルにしました。

文字のほうがわかりやすいという方は、こちらへ!

講演「こくごのじかん」小冊子

 

今さら聞けない声優業界基礎知識

アニメ声優人気、ブレイクへの道!

大沼弘幸プロフィール

作家&ライター。

アニメ誌のライターを経て、小説、シナリオを執筆。

ラジオの構成・演出・出演、ラジオドラマのシナリオ執筆・演出等も多数。

アミューズメントメディア総合学院ゲームプランナー学科講師。

詳細はこちら

大沼弘幸 作品紹介

Kindle版

プリントアウト版

kindleで発売されている大沼の著作ですが、電子書籍は苦手という方が結構いらっしゃるみたいです。そこで、プリントアウト版を作ってみました。

1枚1枚、大沼が自分でプリントアウトして、自分で製本しています。

なので、サインが欲しいという方がいらっしゃいましたら、申し込みの備考欄にサイン希望と書いていただければ、サインをお入れします。

kindle用の原稿から、プリントアウト用の原稿に編集し直すのが想像以上に大変だったので、出来上がったものから少しずつ販売していきます。